景気動向指数とは?

景気動向指数とは何か、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
今回は普段意識することは少ないですが並べて見ると景気の動きが分かる、そんな指数をご紹介します。

日経新聞の調査によると、2021年夏のボーナスは平均額が前年比よりもマイナスになるとのことです。

日本経済新聞社がまとめた2021年夏のボーナス調査(5月13日時点、中間集計)によると、平均支給額は前年比3・64%減の73万923円だった。3年連続の前年比マイナスとなった。長引く新型コロナウイルス禍が幅広い業種の業績動向に影を落とし、ボーナス支給に慎重な企業が増えている。

2021/05/31  日経産業新聞より

減額の理由としては、業績が良くなかったため先の見通しが不透明であるため 等、コロナ禍での影響を色濃く反映した結果となりました。

コロナ禍では、業績の明暗が分かれるポイントがあると言われます。
巣ごもり需要や内食志向を追い風にする事業転換、営業方法の抜本的な見直し…時流に合わせて柔軟に対応することができる、ある種のしなやかさが求められる時代になりました。

景気を示す2つの指数と3つの系列

風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉は聞いたことがあると思います。
使われ方は様々ですが、その1つに一見なんの関係もないようなところから、意外なところに影響が出るという意味も持っています。

景気動向指数とは、ディフュージョンインデックス(DI)コンポジットインデックス(CI)と呼ばれる、2つの指数があり、それぞれが3つの系列で構成されています。DIは景気の局面を判断し、CIは景気の量感を測る指標です。

3つの系列はそれぞれ名前があり、

◆先行系列 → 景気に先行して動く指標(将来予測)
◆一致系列 → 景気とほぼ一致して動く指標(現状把握)
◆遅行系列 → 景気より遅れて動く指標(事後的な確認)

となっております。

これだけ沢山あります…覚えるのは困難なので、今回はこの様な用語があるのだな、というところまでで大丈夫です。
時系列も異なるので、今起こっている出来事がどのように影響するか、すぐには把握できませんね。
まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」という感覚に陥るかもしれません。

今日から使える資料ポイント

最後に、今日から使える資料ポイントです。
文字が沢山並ぶと見づらくなるので、「罫線」をうまく活用しましょう。
また文の間のスペースも工夫することでスッキリします。
今回は5ptのスペースを利用しています。

中小企業診断士の試験では、これらの用語を頭に叩き込んでいました。
ニュースでこれらを見つけると、少し嬉しくなります。
それでは、本日もよい一日を!

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