スマート農業とIoTの世界

農業にもIoTが広がってきています。持ち帰り弁当店「ほっともっと」などを運営するプレナスが、自社生産の米を流通させるべく、通信技術を用いた農業に参入しようとしています。
作付けにはドローンを活用し、約半分の時間で作業を行うとともに、田んぼにはセンサーを用いて水温や水位をスマートフォンでチェックします。
程度の差はありますが、時代は変わり、スマートデバイスと呼ばれる機器が一般的になってきました。
我が家にもスマートスピーカーが設置され、すっかりと生活に溶け込んでいます。

持ち帰り弁当店「ほっともっと」などを運営するプレナスが、埼玉県加須市の田んぼでICT(情報通信技術)やドローン(小型無人機)を使ったスマート農業による米作りを本格的に始めた。海外で展開する自社店舗に生産した米を輸出し、国産米を海外で提供できるようにする。

2021/05/28  日経産業新聞より引用


IoTの目的として効率化というワードが思い浮かぶと思いますが、効率化を達成するだけで導入が終わってしまうのは非常に勿体ないです。
私がIT導入のご支援をする際は必ず、効率化した後に浮いた時間(リソース)でどんなことを実現したいか、をしっかりと定めながら一緒に取り組むことにしています。
販路拡大に使うのか、データ分析に充てるのか、戦略を考える場をつくるか…捻出した資源(スラック)をどう活用するかイメージしないままだと、既存の業務をのんびりとこなすだけの本末転倒な結果になりかねません。

IoTの世界をおさえておきましょう

IoTとはInternet of Thingsの頭文字をとった言葉で、PCやスマートフォン以外の自動車、家電、ロボット、施設などあらゆる「モノ」がインターネットにつながり情報のやり取りを行うようになること、いわゆるモノのインターネットとよばれます。

「モノ」のデータ化やそれに基づく自動化が進展し、製造業や物流、医療・健康から農業に至るまでさまざまな分野で効率化と、データを分析・活用することによる新しい価値の創造、高付加価値化につながるとされています。

IoTの発展においては、IoT、ビッグデータ人工知能(AI)の性質をふまえ、これらを一体的にとらえることが必要とされます。IoTでさまざまなデータを収集して現状の視える化を図り、収集したデータを蓄積(ビッグデータ化)して、AIを活用しながら処理分析を行うことで将来を予測するといった関係性が成り立ちます。
IoTを通して、どのような世界が広がっているか、イメージの参考になれば幸いです。

今日から使える資料ポイント

最後に、今日から使える資料ポイントです。
異なる分野の中で「かたまり」を作りたい時は背景の色を意識してみましょう。
色も主張しすぎない灰色で濃淡を持たせ、直感的に理解できるように作ると伝わりやすいです。

私たちの様なコンサルタントも効率化できる部分を改善していくことで、提案の質をさらに向上することができると考えています。日々是勉強です…。
それでは本日も、よい一日を!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA